日帰り白内障手術とは
日帰り白内障手術の方法
現在、白内障手術で1番多く行われている手術方法は、濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、人工のレンズ(眼内レンズ)を入れるという方法です。
手術は、片眼ずつ行います。片方の手術をしてから3~7日後を目安に、もう片方の眼の手術を行います。
- 眼球を2~3mm程切開し、水晶体の袋の前を切り取り、丸い窓を開ける。
- にごっている水晶体の核と皮質を超音波で砕き、吸引して取り出す。
- 人工レンズ(眼内レンズ)を挿入する。
眼内レンズとは
レンズは、直径6mmほどで、取り出した水晶体の代わりとなる人工の水晶体です。
いったん挿入すれば、取り替える必要はありません。
ピントが1つの単焦点眼内レンズとピントが複数ある多焦点眼内レンズの2種類があります。
- 単焦点
眼内レンズには、ピントを合わせる調整力がありません。
遠くに合わせると近くが見えなくなり、近くに合わせると遠くが見えなくなります。
手術前に生活スタイルに合わせてピントを合わせるおおよその距離を決める必要があります。
強い遠視の方や、強い近視の方は、軽くしたり無くしたりする事が出来ます。
※ 現在、ファーストタワー眼科では多焦点眼内レンズは取り扱っておりません。
日帰り白内障手術の利点
- 日帰り手術
入院の必要がありません。
眼の状態によって異なりますが、手術は片眼15分前後で終わり、手術の後、少し休み、帰宅することができます。 - 日常生活
手術翌日からほぼ通常の日常生活ができます。
ただし、洗顔、入浴、化粧などは医師の許可が必要となります。 - 局所麻酔
麻酔時や手術中はもちろん、手術後も強い痛みを感じることはありません。
手術後の注意点
- 眼をこすったり、押したりしない。また、転んだりして、眼をぶつけない様に気をつける。
- 医師に許可されるまで(1週間前後)、洗顔、入浴、化粧などをしない。
- 渡された点眼薬は、必ず指示どおりに使用する。
- ホコリの多いところには行かない、ペットに顔を近づけない。
- 激しい運動はしない。
- 指示されたとおりに通院する。
- ただし、眼の状態や全身の状態によっては、入院での手術となる事があります。
その際には、こちらで適切な病院を紹介させて頂きます。